女性旅専用バスが誕生 旅行会社の女性たちが企画

スポンサーリンク
女性旅専用バスが誕生 旅行会社の女性たちが企画

秋も深まり、行楽シーズンが佳境を迎える中、東京都内で初となる「女性専用の観光バス」の運行が始まりました。新たな観光バスには女性にとってうれしいさまざまな工夫が散りばめられています。

 白い車体に色鮮やかな花々が描かれたバス「ボヌール号」は、新宿区の旅行会社・クラブツーリズムが都内で初めて導入した「女性専用の観光バス」です。クラブツーリズムによりますと、日帰りツアーを利用する新規客の割合は現在、女性の割合が半分以上を占めています。そこで女性客を取り込もうと開発されたボヌール号には、女性にうれしいさまざまな気遣いが盛り込まれています。

 まず、中に入ってみると、レースの布を使った間接照明や木目調の床など、カフェをイメージして作られた車内は一般的な観光バスに比べてかなり明るい印象です。全体として座席から天井まで白を基調としていて、とても清潔感があります。また、車内に設置されたカフェスペースでは、コーヒーやハーブティーを飲むことができたり、トイレには化粧台が付いていて、脂取り紙などのアメニティーグッズも豊富です。さらに、SNS好きの女性にはうれしい配慮として、既存の観光バスより大きな一枚ガラスで作られた窓は、車内からたくさん写真を撮れるようにと採用されました。窓に仕切りがないので視界が広く、写真も撮りやすくなっています。

 女性への気遣いが細部に散りばめられたボヌール号は、一体どんな人が企画したのでしょうか。バスの開発チームは全員が女性で、女性目線の今までにない観光バスを目指しました。開発チームのリーダー・安部美伶さんは「プロジェクトのミーティングで最初に意識したのは『できないだろう』を取り除くことだった。今までにないバスを考えてみようと、みんなでアイデアを出していった」と振り返ります。また、内装デザインを担当した寺川奈穂子さんは「『通常、バス座席の生地はここから選んでいる』と言われたサンプル帳を見て、ここから選ぶのかと思うとがくぜんとした」と笑います。そして「普段、家具で使うようなカタログから探してみたり試行錯誤を繰り返した」と語りました。

 既存の観光バスからの脱却を狙ったこのバスは、椅子の背面に取り付けられた「収納」1つを取っても、彼女たちのこだわりは尽きません。開発チームのメンバー・林純子さんは「バスの背面ポケットは限られた空間だが、そこにおしゃれ感や、使ってみたくなる実用性をどう出すのか工夫した」と語りました。また、寺川さんも「女性なら、ここに携帯電話を入れるよね、ここにはおしぼりが入れられるのでは、と寸法の議論もした」、同じく開発メンバーの上原生子さんも「バッグ・イン・バッグみたいな感じで、小物はここ、携帯電話はここみたいに、大きなメッシュのポケットでなく、出し入れしやすいことにこだわった」と語りました。

 女性の目線で開発された観光バスの新たな「女子旅」の提案に、期待が集まっています。

TOKYO MX
スポンサーリンク
newschをフォローする
Youtubeで見るハイクオリティ最新ニュース動画まとめ

コメント

ニュース動画まとめアンテナ